十四代 中里太郎右衛門作 叩きの徳利

2013/04/06 2:53 に FUCHIGAMI KIYOSHI が投稿   [ 2013/04/06 3:36 に更新しました ]





十四代中里太郎右衛門先生による作品。

轆轤成形ではなく、内側からトントンと木の道具を使い、陶土を叩いて成形しています。

18世紀に途絶えたこの叩きの技法を復興させたのが、先代の中里逢庵先生。

その技術を受け継いで、現代において伝統的な唐津焼の技術を継承しつつ、新たな表現を切り開いているのが、

十四代中里太郎右衛門先生です。

唐津焼は、叩きにかぎらず生命感のある作品が多いですが、

こちらの作品も、叩きによる、内側から張り出すような造形美が、生命感を生み出しております。

お売りいただきありがとうございました。


おまけ・・・

伝統的な表現ばかりではなく、


このような、遠目に見ると ? ガラス作品??

と、思ってしまうような、作品にも取り組まれています。

先日、この作品に見る機会に恵まれましたが、これはこれで大変生命力の感じられる作品でした。

これが似合う部屋がほしい・・・

そして、これを飾りたい・・・

そんな妄想をさせてくれる素晴らしい作品でした。



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