深川製磁 バーミンガム朝顔 コーヒーポット、デミタス碗皿

2013/07/21 1:32 に FUCHIGAMI KIYOSHI が投稿   [ 2013/07/21 2:45 に更新しました ]



深川製磁のバーミンガム朝顔



銘も手描きです。

特に、ポットのふたの裏にある下の写真の富士山は、富士山であるということを知っている人でないとわからなくなってしまう位デフォルメされてます(笑)

それはさておき、深川製磁は、その歴史の早い段階から、欧米のマーケットを意識した製品づくりをしてきたという伝統から(だからこそ、佐賀県なのに、富士流水のマークだったり・・・)、

世界中に、わが社の製品を販売するんだ という、深川忠治の強い意志がこのマークに現れている気がします。

明治時代の製品は、こじんまりとしていなくて、堂々としているのも、時代の空気感なのでしょうね。

こちらの、バーミンガム朝顔。

おそらくですが、深川製磁創業者の、天才、深川忠次さんのデザインだと思います。(100年前にこのような素晴らしい文様、製品を次々と生み出す天才がいたんです!)


もともと、輸出されていた製品、文様の復刻版だと思いますが、現代の日本人に合うように、ちょっとした繊細観であったり、過去の作品のそのままの模倣ではなく、時代に合わせたアレンジはなされていると思います。

現代版の、ちょっと、涼しげな感じもいいですね。


手描きで描かれていますが、蓋と、本体のつるが続いているってところも、豊かですねぇ~

お引越しをされるそうで、不要になったというよりは、託されたような感じでしょうか?

大事に、次のユーザー様へお渡しいたします。

お売りいただきありがとうございました。












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