30年以上眠り続けていた品物を「生かす」お手伝い

2013/07/09 2:22 に FUCHIGAMI KIYOSHI が投稿   [ 2013/07/13 19:50 に更新しました ]


香蘭社深川製磁のちょっと、いや、結構古めの箱入り未使用品の品々・・・。

効率から考えると、もっと新しい製品がいいのでしょうが、手入れとかちょっと手間がかかりながらも、ちょっぴりワクワクしている自分がいます(笑)

古いからと言って、価値がないわけではなく、決して、捨てるものではありませんね。

食器、いや、モノは、使われるために生み出されているので、使ってあげることこそが、モノが生きる事だと、最近思うようになりました。

だから、もったいないから、趣味が合わないから使わないで取っておく、という行為は、

モノを生かさないばかりか、収納スペースも生かさないことになると思っています。

使わないと、判断されるものは、必要としている人に託すことが大事で、我々のお仕事の一つはその仲介かなと・・・

使わないものを、必要とする人に渡すことで、モノも生きるし、今まで死んでいたスペースも生きてきます。

スペースが生きると、生活がより快適になり、よりよく生きる事にもつながるのではないでしょうか?




ついでに、今回お売りいただいた、品物に関する徒然・・・


この箱は初めて見ます。


中には、香蘭社の定番柄オーキッドレース

裏の銘は、

ふんわりして、カワイイ銘ですね。



深川製磁の夫婦鶴、瑠璃釉の金銀彩でデザインされております。
酸化して、変色していたので磨いてあげました。
例のごとく、ビフォーを取り忘れましたが…


北欧デザインに通じるような、シンプルさとかわいさのあるデザインですね。
この柄は初めて見ます。
お菓子をちょこんと載せるとティータイムが楽しくなりそう。

中古の食器を扱っていると、こういう品に出会えるのも楽しみの一つですね。
このデザインは、ちょっと、色合いを変えさえすれば、現代でも人気が出そうな気がしますよね。

長年、ずーっと、ずーっと眠り続けてきた、出番を待ち続けた器たちがやっと活躍できる時が近づいてきました。

割れてもいいから使ってあげる。これが、モノに対する愛情だと思います。

お持ちの、未使用の器はどんどん使ってあげることをお勧めいたします。

もし、使わないようであればお気軽にご相談ください。








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