お電話でのお問い合わせ。 結構大きな花瓶とのことでしたが、品物をみないとわからないことは踏まえた上で全般的な事をお話させてもらいました。 奥川忠右衛門氏は、今まで、有田に作家陶磁器という概念があまりなかった頃に、白磁の作家陶磁器としてその名を知られた方でした。 忠右衛門氏に弟子入りした、井上萬二さんは、人間国宝に、中村清六さんは、佐賀県の重要無形文化財になるなど、 佐賀の宝、有田の宝のような方だとは思いますが、今のところ、誰もが知っていると言うような方ではないのが現状です。 全国的に、奥川忠右衛門さんの作品を欲しいと思う方が大勢出てくると状況も変わるのかもしれませんが、 現状だと、今右衛門さん、柿右衛門さん、井上萬二さんのように、名前だけである程度高値が想像できるような方ではないんですというお返事に・・・ 奥川忠右衛門さんは、これだけすごい方なんだ。作品は、こんなにすごいんだ。 ということを、発信し続けることも、大切なのかなと、お電話を切ったあとで、そう思いました。 お問い合わせありがとうございました。 |