円形に流れるように描かれた菖蒲の文様。 昭和後期か、平成初期頃でしょうか?? さて、この柄をみて思い出すのが・・・ この柄を見て、思い出すのが・・・ ![]() 十三代 今泉今右衛門 色絵かるかや文鉢 こちらは、1970年(昭和45年)発表された作品です。 勝手な想像ですが、おそらく、この作品を参考にデザインされたものではないでしょうか? で、この十三代今右衛門さんが、描いたこの文様の作品にもルーツがあります。 ![]() 江戸時代、17世紀後半~18世紀前半に作成された、鍋島の傑作の一つ。 サントリー美術館所蔵の「色絵組紐文皿」 江戸時代に生み出されたデザインが、時を超えて新鮮さを失わないのは驚きですね。 消費され尽くして飽きられる底の浅いデザインが溢れる現代において、 考えぬかれた素晴らしいデザインの生命力はいろんなことを我々に問いかけているように思います。 |