肥前屋質店のジュエリー査定&徒然

昭和のジュエリーを中心に入荷

2013/07/30 1:51 に FUCHIGAMI KIYOSHI が投稿   [ 2013/08/19 23:18 に更新しました ]





昭和チックな品々が入荷しました。



特に、こちらのオパールリングは、石の表面が擦れていますし、枠的にはゆがみがあったり、変色がひどいので、コンディションが悪く、現状製品的に生きているとは言えません。

出来上がりをある程度予測してはいますが、ちゃんとよみがえってくれるでしょうか?

石を磨くことができればうれしいですし、現状でも、斑と遊色は楽しめますし、うっすら青みを感じることができるのはいいですね。



アメジストのブローチは、古さはあまり感じませんが、しっかり感があっていいですね。



アメジストの千本透かしリングは、打ち抜きだろうと思います。



タイタックの翡翠は、ぼちぼち綺麗です。

オパールもしかり。





指輪時計再び入荷、探したんだよー。やっとゲットできました。






K18 フレーム 眼鏡

2013/07/30 0:09 に FUCHIGAMI KIYOSHI が投稿   [ 2013/07/30 0:17 に更新しました ]





この眼鏡が、金製なのか、メッキなのかわからないという人は多いかもしれません。

よく見てみると…





18金製品であれば、このように、刻印があります。

わざわざ、素材を金にしておいて、あえて刻印を打たないというパターンは稀有です。

金に見せかけるために、金ではないのに、刻印を打つことはありますが、

眼鏡ではまだ見たことありません。

手元に、ルーペ等をお持ちいただくと、これは??

と、迷われた時に調べる事ができるので便利かもしれませんね。






残したいものと売れるものは必ずしも一致しなかったりもします。

2013/07/27 21:46 に FUCHIGAMI KIYOSHI が投稿   [ 2013/08/16 19:13 に更新しました ]





古いリング。

職人さんが、コンコン道具を使って凹凸をつけています。もしかしたら、ローラー的なものでゴロゴロごろってやってるのかもしれませんが…

両サイドも、単なる鏡面ではなく、面を多数作ることで、動かしたときに、キラッ、キラッという輝き方をすることを狙っています。

単なるつるんとしたものではなく、「金」を使って、いろんな手法で輝かせているシンプルなリングでもこうやって見ると、人の技や、思考が垣間見えます・・・

おそらく、結婚指輪。こういうものを購入しようという人はなかなか少ないと思う。

で、売れないからと言って、潰して(スクラップして)いいものだろうか?

という、思いが付きまといます。

きちんとした境界線があって、その線ではっきり分けることができるものではないんですよね~。

さて、どうしたものか…








経年の美

2013/07/23 19:23 に FUCHIGAMI KIYOSHI が投稿   [ 2013/08/25 2:59 に更新しました ]





近所の、リサイクルショップさんで、刻印が不明瞭でうちでは分からないから、質屋さんにでも…

とのことで、ご来店いただきました。




・・・普通の刻印だし、かつ「TOEI CROWN」 じゃないスカ。

リサイクルショップさんが、いかに、金性刻印と重さで査定しているかが垣間見えます。

そんなんじゃ、逆に危ないよ。

価格お伝えしたら、え?そんなに?!という感じでしたが、じゃぁいったいリサイクルショップさんはどのくらい安かったのか気になったりもする・・・




まぁ、それはいいとして、彫りがいい感じで摩耗していい味出しています。

手元にこういうもの持っておくといいですよと、お伝えしましたが、お売りになりたいとのことでお買取りとなりました。


ロウ付けの跡があったり、摩耗感が良かったり、潰したくはないなぁという気持ちが心の中で動いています・・・

何かのご縁でここへやってきたのか?

生かすも殺す(潰す)も私次第・・・

潰しても、別の形になって、また再生できるとはいえ、なんだか後ろ髪引かれるんですよね・・・

お売りいただきありがとうございました。









発色の良い珊瑚

2013/07/13 20:14 に FUCHIGAMI KIYOSHI が投稿   [ 2013/07/13 21:14 に更新しました ]




リピーター様に、宅配便買取をご利用いただきました。

デザインは、時の流れもありますので、その時代その時代に受け入れられるものは変わっていきますが、

色の美しさ、作りの良しあしなどは、時代でそう大きく変わるものではありませんね。

美しいものを好まれる方には、美しいものが集まりますし、

とにかく安いものをという方には、そういう品々が集まります。

同じようなものに見えるものでも、



こうやって、拡大してみると(光が強すぎて白く見えてますが)使用しているメレダイヤモンドの品質が良かったりします。爪も綺麗です。

これが、「コストを安く!」という価値観で作られたものは品質の低いダイヤモンドだったりします。

ぱっと見て、そう違わなくても、よく見ると大きな違いだったりします。


この珊瑚もいい色ですよね。

裏側の欠けや、キャストではなかったりとかそういう部分はさておき、

第一印象のわぁ綺麗

というのが、大事ですね。

いつもありがとうございます。

大事に、お使いいただける方にお届けしたいと思います。

お売りいただきありがとうございました。






かなり黒ずんだ 中古 ティファニー アトラスリング シルバー 925 買取

2013/07/05 21:53 に FUCHIGAMI KIYOSHI が投稿   [ 2013/07/05 22:11 に更新しました ]






今まで見たことないくらい、真っ黒に変色した状態でしたが写真撮り忘れました…

シルバー製品は、酸化して黒ずんでいきますが、このように戻ります。

研磨剤だけでなく、特殊な液も必要な場合もありますが…

「シルバーだけど、黒ずんでいるから売れないよね」

なんて思わずに、お気軽にお問い合わせください。


お売りいただきありがとうございました。





ハンドメイドのジュエリーで行う、造り手との対話

2013/06/19 19:53 に FUCHIGAMI KIYOSHI が投稿   [ 2013/06/19 22:23 に更新しました ]




またまた、昭和のジュエリーが当店にやって来ました。
こういう品は、なかなか入ってこないので、業者さんからの仕入れてます。

ほとんどの人が、こんなの古臭いと言って見向きもしませんが、
私的には、量産された無表情な近年のジュエリーよりも、技と、奥行きと、風合いが感じることができるので、こういう宝石、ジュエリーに目が行きます。

魅力をいくつかあげてみると・・・


1.唐草が美しい。
この側面の薄い線を巻いて、それを組み合わせて、表現していますが、
型枠に地金を流しこんで作る鋳造のジュエリーでは表現出来ません。
見慣れてくると、キャスト(鋳造)のものは、エッジがなく、ヌルっとしているように見えます。
ハンドメイドのものは、キリッとしています。
ハンドメイドの唐草でも、ちょっと野暮ったいものとか、ピリッと繊細で品格のあるものとかいろいろあるんですけどね。

2.ろう付けのあとが残っている。
ハンドメイドは、鋳造ではないので、地金と地金をくっつける必用があるのですが、その時にロウと呼ばれるものを使います。
出来上がり後は目立たないのですが、時とともにそのロウが変色し黒ずんだり、地金と違う色になっていきます。
普通に考えると、マイナスポイントですが、私的には、このロウの跡が見えるものは、造り手の職人さんの作業風景が目に浮かぶので、結構好きなんです(笑)
気を利かせて、ろう付けの跡をなくすために、ロジウムメッキなんぞをかける業者さんや、職人さんもいらっしゃいますが、おしろいを塗りたくるような感じで、ナチュラルな地金の表情が消えるので、ロジウムメッキはかけないほうが個人的にはいいと思っています。

3.造り手の個性が出ている。
今回の、指輪は、昭和のジュエリーの典型的なデザインと言うよりは、割りと個性があるというかちょっと珍しい感じですね。


マットな質感になっているつぶつぶのところは、タガネでコンコン打って小さな凹みを密集させているのですが、こういう加工も手間がかかるというか、あまり見ませんね。

効率一辺倒ではない豊かさを、加工技術の一つ一つから感じることができます。

4.どんどん減っている。
こういうジュエリーの魅力に気づいている人はまだ少なく、
需要が少ないので、多くの買取業者さんも積極的には評価せずに、どんどん「潰し」といわれるように、スクラップされているのが現状です。
今の普通レベルの職人さんでは再現出来ない技なんかも普通にあったりしますので、見方によっては日本の宝というか、粗末にできないというか、大事にしたいものですよね?

あえて、洗浄もしていない状態での撮影をしてみました。
こういう風合いも嫌いではないですが(笑)
仕上げをして、生まれ変わってくれるでしょう。


こういうジュエリーをお持ちの業者さん、質屋さん、お気軽にお知らせ下さい。
気に入れば頑張って買いますので!

ファイヤーオパールの話が来る前にかなり書いちゃいましたので、今日はこのへんで(笑)


お売りいただきありがとうございました!

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K18 メガネチェーンの買取

2013/06/13 18:47 に FUCHIGAMI KIYOSHI が投稿   [ 2013/06/13 22:00 に更新しました ]







仕上げ後の写真です。

仕上げ前の写真は取り悪れました・・・

18金製品は、時間とともに酸化して赤茶けて来ますが、仕上げをするとこのように蘇ります。

この、錆びないという金属的な特性が、永遠性を表す金の魅力の一つであったりします。



シリコンは、このように劣化していくので、捨てないといけませんが、

新しいシリコンと入れ替えて、生まれ変わって次のユーザー様を探して、お渡しします。

いわゆる、潰しと言って、スクラップしてしまうのが楽なのですが、

出来る限り次のユーザー様へお渡ししたいと思っております。

ちなみにこちらも、業者さんから仕入れたものです。




お売りいただきありがとうございました。




昭和なジュエリー K18、プラチナ 5点 買取

2013/06/03 3:03 に FUCHIGAMI KIYOSHI が投稿   [ 2013/06/19 7:04 に更新しました ]



昭和テイストあふれる指輪5点の査定

右から2番めと3番目の一文字のリング。

細さもいいし、クラフト感もあってカワイイ


よく見ると、ハンドメイドではなくキャストだったのでちょっと残念ですが、

ダイヤモンドがカットの面数の少ないシングルカットなんですよねー。

作りも若干雑ですが、仕上げ等の、コストを掛けてよみがえらせるかどうか迷うところ・・・

どうしようか・・・ この辺りは実に迷う・・・

そして、ヘマタイトと思いますが、千本透かしのリング。



穴透かしと言われるタイプのもので、ハンドメイドですので、仕上げの後販売確定。

そして、奥の珊瑚のリング。

こちらは、ハンドメイドではなくキャスト。

まぁ、でも、なんだかカワイイので売ってみようかな?

ビジネスと割りきって、ドライに、全て潰し!というのが効率がいいのでしょうけれども、

なんだかねぇ・・・

指輪を前にして、そんなことを悶々と考える毎日です。


お売りいただきありがとうございました。




昭和のハンドメイドジュエリーLOVE

2013/04/27 3:17 に FUCHIGAMI KIYOSHI が投稿   [ 2013/06/19 8:21 に更新しました ]


このような、唐草の美しいジュエリーを探しています。

この手の品は、重さで査定するようなものではなく、

作り、デザイン、技術等を考慮しながら査定したいものですね。

私もまだまだ発展途上。 でも、技術をきちんと評価出来るようになりたいと思いながら日々宝石、指輪、ネックレス類を査定しています。



お売りいただきありがとうございました。


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